9月24日(日)「ハレの間 時季わける 舞台亀時間」報告
今年で7回目となった秋の恒例イベント、獅子役者金子しゅうめいさんによる『ハレの間 時季わける 舞台亀時間』。天気にも恵まれて今回も満員御礼となりました。
1年でこの日だけ現れる舞台亀時間。
襖を取り払い、太陽の光がたっぷりとラウンジに差し込みます。
この日に備えて大掃除が済んでいるので清々しいです。
さて前半は、しゅうめいさんによる小さい太鼓から舞台が始まり、
その後ゲストの奏者お二人と共に太鼓と笛のお囃子演奏。
緊張感がビシビシと伝わってきてスリリングですが、息の合った合奏は熟練した奏者同士ならでは。
盛り上がりの後、見事にピタッと終了して拍手喝采です。
大太鼓を叩くしゅうめいさん。
細やかな音から建物全体を震わせる大きな音まで多彩な表現で、
移り変わる自然のごとく音風景が流れていきます。
最近は少なくなってきた、背中で語ることのできる人。
カフェ店長ともによる手作り柏餅とお茶で休憩した後は、
後半、笛と小太鼓に乗って獅子が舞います。
驚くべき獅子の跳躍力。決定的瞬間を捉えました。
カメラマンSumiの狙いすましたベストショットです。
舞いが終ると参加者全員の頭を噛んでくれます。
一人一人に「いいことがありますように」と獅子の口の奥から願いを込めて。
人身御供のように見える突き出された赤ちゃん。
でもビックリしすぎたのか大泣きしませんでした。
鳴り止まぬ拍手喝采で円満に終了!
参加者の心に暖かいものを授けて、獅子は去っていきました。
「みんなの願いが獅子を存在させている。」
とは、いつもしゅうめいさんが仰っている言葉です。
獅子がいない世の中はきっと殺伐として世知辛く、僕たちにとっても生きにくいことでしょう。
来年も生き生きとした獅子が見られることを願います。
どうぞお楽しみに。
<MASA>