亀時間の物語 1925~2023
鎌倉時代に港町として栄えて、材木が商いされた歴史に由来する町、材木座。
酒屋、魚屋、八百屋に銭湯もあって、昔からのコミュニティが残るのんびりした海辺の下町です。そんな商店街の一角に、関東大震災の後、宮大工が建てた立派な欅造りの民家がありました。住居からステーキ屋に転身した後、15年以上使われずに眠っていました。
2009年、持続可能な街づくりを目指す市民グループ、トランジションタウンに参加する中で、地域通貨を通じて知り合った仲間と、鎌倉で当時無かったゲストハウス開業を発案して、プロジェクトを立ち上げ。地域通貨の繋がりで、その立派な古民家と出逢いました。改装からデザインまで、沢山の協力を地元の人々から得て、2011年4月29日にゲストハウスとして開業。眠りを覚ました建物は本来の魅力を取り戻し、ラウンジに鎮座する立派な神棚とともに鎌倉の歴史を今に伝えています。
古民家が持つ佇まいを感じていただき、ゆっくりと過ごしてもらえるように、テレビも時計も置いていません。DIYの精神を大切に、環境に負荷をかけず、持続可能な運営を心がけています。2023年に開業12年を迎えました。建物の生誕100年を祝うのが、現在の目標です。
Kamejikan Movie
『亀時間にようこそ!鎌倉の古民家ゲストハウス 』
亀時間の紹介ショートムービーです。前半はドローンで撮影した映像なので亀時間が鎌倉のどこにあるのかよく分かりますよ。
スタッフ
代表 マサ
大学卒業後ネパールにてボランティア教師として活動。帰国してレコード会社に勤務。2000年に世界一周をめざした旅へ。アジア横断からのアフリカ縦断中、ジンバブエで伝統楽器ムビラに出会う。南ア・ケープタウンで菜食カフェの共同経営に参加。その後ジンバブエに戻り8ヶ月のムビラ修行。約3年の旅を終えて帰国後、ムビラの活動を開始。2009年トランジションタウン葉山に参加、持続可能な街づくりを考えながら、鎌倉でゲストハウスの運営を発案。地域通貨を通じてすずまゆと知り合い、2人でゲストハウスプロジェクト立ち上げ。トランジションタウンの繋がりで、物件紹介、改装、デザイン等を地元の人々にバックアップしてもらい、2011年4月29日に亀時間開業。
アジア横断、アフリカ縦断、南アフリカ、ジンバブエ、ムビラの話題はマサにどうぞ!
旅する IT Photographer スミ
中南米とインドを一周後、ダウンシフトして生活中。「本を作る」「写真を撮る」など様々な形で旅を表現しつつ、亀時間ではお客さまを迎え入れる側として旅と接続。近年は登山に目覚め、次はあの山へ!と旅の妄想を続ける日々。主に日中の担当で、お客様との接点は少なめですが裏方としてアレコレしています。
亀時間のアートねえさん あやか
福岡出身。フィリピンに縁あって計2年程住んでいたことがあり、海、南国、自然豊かなところが大好きです。絵描きでもあり、表現アートを取り入れたワークショップなどの場づくりにも取り組んでいるところ。亀時間では朝食も任せてもらっているので、料理の楽しさを探究中です。
宿直スタッフ しんや
ゆっくりとした時間の中で過ごすことや自然、植物が好きで亀時間の植物たちを任されています。前職が看護師だったことを活かしてホスピタリティを心がけ、皆さまと楽しくお話ができたらなと思っています。あと、海が好きで毎日材木座海岸にいるので見かけた際にはお声掛けしてくださると嬉しいです!