「ハレの間 時季わける 舞台亀時間」報告(2018年9月30日開催)
獅子役者、金子しゅうめいさんによる『ハレの間 時季わける 舞台亀時間』。
今年で8回目、夏から秋に移ろう時期に行われる太鼓と獅子舞の恒例行事です。
今回もお囃子のお二人に参加してもらっての舞台。
前半は太鼓を中心にした演目です。
小さな太鼓から大きな太鼓まで、簡単そうに叩いていますがその気持ち良い音を出せるまでに何年かかるのでしょう。
今回の亀時間謹製お茶菓子はCafe kamejikan店長ゆうりによるどら焼き。
甘酒と無農薬地粉で生地を作ってあります。
とても美味しいと好評でした。
しゅうめいさんが獅子の中に消えると、生きているかのように躍動を始めます。
もう獅子に睨まれて怯える子供もいますが、よく見れば耳が可愛く動いているのです。
時に、本当に寝ているかのように動く獅子の背中。
短い時間の中で、先人たちの遊び心も含んだストーリーが展開されます。
大筋は江戸時代から変わらないのだそう。
獅子舞の最後は獅子に頭を噛んでもらい、「良いことがありますように」と願ってもらうのが恒例。
参加者全員噛んでもらえます。
15歳で獅子舞を見てからこの世界に入ったというしゅうめいさん。
獅子の口から社会の変化を見てきたと仰っていたのが印象的でした。
また来年もお楽しみに。
●金子しゅうめい プロフィール
太鼓の演奏や指導、獅子舞などの舞踊を中心に、ソロ・ユニットグループでの活動ほか、作曲・振り付け・舞台演出・舞台監督等をおこなってきた。和風パーカッショニスト。ジャズミュージシャン・歌手・絵本作家・イラストレータなど、異なる分野のアーティストとのステージコラボほか、CDレコーディングに参加。「静かな太鼓表現者」として評価される。大人から子どもまでを対象にした「太鼓と獅子舞のミニライブ」が全国で好評。
ホームページhttp://shu-mei.sakura.ne.jp/
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