Zoom20200507re

昨夜、2020年5月7日にZoomミーティング「ヤバさぶっちゃけトークvol.3~地域の皆さんと考えたい、ゲストハウスと観光の未来~」が鎌倉のエンジョイワークスさん主催で開催されました。お陰様で13人の方にご参加いただき、活発なアイデア出しと意見の交換を行うことができました。
今回のイベントは3回目で、第1回登壇者(鎌倉で飲食デリバリー立ち上げ中)と第2回登壇者(藤沢のフィットネスクラブ勤務)も参加いただき心強かったです。以下、みんなと話しあった中でいただいたアイデアと自分の考えをまとめたものです。

●マイクロツーリズムを実現するために

星野リゾート代表の星野佳路さんは、観光業の回復には1年以上かかり、インバウンドは最後になるので、地元の方々に向けたマイクロツーリズムから再開すべきという提案をしていて、とても納得していました。このシナリオをベースにして、鎌倉でマイクロツーリズムを実施するには何が必要か?というアイデア出しをまずは行いました。

地元に泊まった経験のある人を尋ねたところ、半分くらいの参加者が手を挙げました。神奈川県は鎌倉だけでなく、横浜、箱根、小田原など多様で魅力のある街が多いので、その場所の空気や異なる時間の流れ、体験を味わいに行くことが可能な観光立県でもあります。近くて交通費が安く済めば、食事を豪華にしたり、プラスアルファにお金を使うことが出来ます。高齢の家族との旅行では、疲れないように近場を選ぶのが賢い選択ですし、会社研修で近場に泊まった方もいました。

この5年で鎌倉にも宿泊施設が増えましたが、まだ日帰りで来る方が圧倒的多数の観光地。2011年に亀時間を立ち上げたときも、泊まることの魅力をどうやって伝えていくのか、ということが新たな挑戦でした。これはマイクロツーリズムで鎌倉をアピールする際にもそのまま当てはまることが分かりました。材木座には昔ながらの銭湯や商店街が残り、のんびりとした場の力があるだけでなく、個性ある個人店舗が増えてきて、面白い町になってきています。初心に返って、材木座の町の魅力を発信すれば、興味を持った人が今後来てくれるようになるでしょう。繋がっているお店の仲間と一緒に相談して、具体化したいと考えています。

●コロナでライフスタイルの変化が起きる

コロナ渦において、私達は足元を見つめる時間をもらっています。それは家族や人間関係の大切さ、シンプルで質の高い時間を過ごすことの心地よさに改めて気づくということだったり、今住んでいる環境で本当に幸せなのかを考え直すことに繋がったりします。究極的には生き方そのものを問われています。実際、首都圏中心部からより良い環境を求めて鎌倉に移住したいという問い合わせが増えているそうです。

大分に移住して投げ銭ゲストハウス「さんかくワサビ」を立ち上げた友人がミーティングに参加してくれましたが、「スナックのママ最強説」を唱えて笑いを誘っていました。地元を愛し、地元の繋がりを重視する、地に足の着いたライフスタイルは、これから地域への回帰を始める多くの人達が参考にすべきものがあるという指摘です。一理ありますね。

亀時間のコンセプトを煎じ詰めると「ゆっくり生活のペースを落として、人生の豊かさを取り戻そう」ということ。これから起こり始めるライフスタイルの変化とも親和性が高いです。これまで宿泊利用を念頭に置いていましたが、しばらくは地元の人達に「亀時間」を楽しんでもらうにはどうすればいいのかを形にできれば、新しいサービスが提供出来るのではないかと感じました。

●古民家空間の可能性

当面は宿泊予約が見込めない状況で、どうやって亀時間を運営していくのか。これはかなり難しい問いですが、宿泊以外で地元の方々に亀時間の素敵な古民家空間を利用していただくためのプランBについて、下記のアイデアをもらいました。

・ヨガや禅などZoom発信するスタジオ
・子どもたちの寺子屋
・子供を連れてお母さんがリモート仕事が出来る場所
・ママ友同士の女子会
・日替わりママさんのスナック(僕も行ってみたい!笑)
・塊肉をみんなで食べたい
・自転車修理などDIY実践の場
・自宅以外で安心出来る避難所

●オープンミーティングの可能性

今回参加して、改めて強く実感したのは、参加したい人が誰でも参加できるオープンミーティングの可能性。しっかりとテーマを決めて、前向きに関われる人が集まったとき、新しい出会いが生まれ、化学反応が起きてアイデアが生み出され、新たな行動に結びついていきます。第一回と第二回の登壇者も、その後の行動に結びついたと伺いました。
オンラインでのオープンミーティングは、コロナが無ければ僕も関わらなかったでしょう。しかし、振り返れば、亀時間で初対面同士のお客様が出会って、お喋りする中で有意義な時間が生まれたと感じたときに近い経験なのかもしれません。もしまだオープンミーティングに参加したことの無い方がいたら、是非自分の興味のある分野のミーティングに飛び込んでみてくださいね。これはコロナだからこそ生まれるチャンスです。

●コロナの先にある新しい世界へ

コロナと共に生きる現在はいまだかて経験したことのなかった世界ですから、誰もその先の答えを知りません。14世紀にヨーロッパの人口の三分の一が失われたペストは、もちろん大変な厄害ではありましたが、社会の枠組みに大変革が起きて、ルネッサンスの勃興に繋がったと言われています。
先のことは分からないからと思考を止めても未来は開けません。走りながら考えて、意見を交わして、試してみる。その先に僕らの未来が待っているのだと感じました。前向きな人には前向きな未来が待っていると信じて、一歩ずつトライ・アンド・エラーを積み重ねていきます。

最後に参加していただいた皆様、お誘いいただいた鎌倉の宿仲間、ホステル由比ヶ浜の木村さん及び、主催のエンジョイワークスのみなさまにお礼申し上げます。

<MASA>