亀時間は本日10周年!ご愛顧のお礼と亀時間縁日報告
2011年4月29日に開業した亀時間は、お蔭様で本日10周年を迎えることができました。
日頃ご愛顧いただいている皆様にお礼申し上げます。
振り返れば10年前、開業当時も困難な始まりでした。改装中に東日本大震災が発生して、しばらくはガソリン不足や計画停電が続いたのち、ダメかもしれないけどやれるところまでやってみようと覚悟のオープン。これ以上の底は無いからあとは上がるだけだと信じて、お客様の少ない時期を乗り越えたのでした。
その後、旅行の新しい選択肢としてゲストハウスに注目が高まり、全国各地で次々とオープン。追い風に乗れたのは良かったのですが次第に競争も厳しくなり、民泊も増えて商売の難しさを感じていた矢先の2020年、新型コロナウイルスが世界に拡がりました。国境の壁がこれほど高く感じられたことがあったでしょうか。海外からのお客様がゼロとなり、緊急事態宣言が発令されると、国内のお客様も来ない日々が続き、誰もいない静かで空虚な空間で廃業の可能性を検討し始めました。
しかしそんな厳しい状況の中でスタッフがエプロン販売企画を立ち上げて応援してくれたり、自発的にご支援を申し出てくれた仲間やお客様たちに励まされて、顔を前へ向き直してやれることをやろうとオンラインイベントやYoutubeなど新しい挑戦もしていきました。
今年に入ってから、10周年記念イベントをやろうと計画したものの、中止になる可能性があることも心の隅では感じていました。でも、10周年を祝えるのはこのタイミングしかないのです。やると決めたからには良いものにしたいと、開催出来ることと信じてスタッフと力を合わせて準備を進めました。イベント当日は最高の快晴の中、鎌倉に”まん防”が適用される直前のタイミングで、盛況のうちに終了できたことは、奇跡的だったなあとこの文章を書きながら改めて感じています。
一緒に縁日に参加して笑顔を振りまいてくれた老若男女のお客様、地元の方々、出店を快諾してくれた近所のお店さんたち、この日の為に結集してくれた新旧の亀時間スタッフたちと、そこにしかない貴重な時間を過ごせて、共にお祝いさせていただけたことを心より感謝いたします。
このような良縁に恵まれて亀時間が10年存続できたことは本当に有難いことです。昨年は精神的にも揺さぶられましたが、今は諦念のような淡々とした気持ちで、一喜一憂しない心持が身に付きました。数は少なくともご宿泊いただけるお客様を大切にしながら、今しかできないことに挑戦中の今日この頃です。まだまだ予断を許さない状況は続きますが、次は2025年、亀時間の建物生誕100年祭を目指して一歩ずつ歩んでいきたいと思います。引き続きのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。
亀時間代表:櫻井雅之
ここから、亀時間縁日の様子をご報告いたします。
亀時間縁日の定番「亀釣りゲーム」。現宿直スタッフめいちゃんが担当。亀作りから一緒にやってくれました。亀は屋根裏に眠っていた発泡スチロールの箱を再利用。
8畳間を使った輪投げはカフェ店長ゆうりが担当。
こちら、4.5畳間を使った「被って叩いてジャンケンポン」。亀時間の割烹着こと弘恵さんが家族で担当してくれました。 5人勝ち抜くとラスボスとして大仏が登場!
賞品は手作りにこだわり、クッキー、高級シャンプーバー、きなこ棒などスタッフが全て作ってくれました。
こちら上位賞品。手作り味噌、10周年記念手ぬぐい、オーガニックコーヒー豆など
そして特賞はカフェランチペア券+ヨルカメディナーペア券! 2名の当選者が出ましたよ。
キッチンはヨルカメでお馴染みのme CURRYさんがビリヤニ、cafe kamejikanではドリンクとデンマークパンのオープンサンドを元宿直あいこちゃんとかいりちゃんが担当。
沢山の方々からお祝いの花や品々を頂きました!
香菜軒は息子さんとフリー僧侶神田さんが店番!鎌倉筍で作ったおにぎりは秒殺でなくなりました。
べつばらドーナツさんは一番最初にソールドアウト。
食堂ぺいすのファラフェル、美味しかったなあ。
mamaneのパンも販売開始するやいなや、飛ぶように売れていきました。
夜はスタッフでささやかな打ち上げ。
mamaneさんが巨大な10周年記念ピザパンを焼いてくれました!
そして、こちら10周年記念で制作を申し出てくれた元修善寺のゲストハウスhostel knotのきむちゃんこと96Arts&Craftsさんのステンドグラス作品の除幕式も行われました。想像以上の仕上がりで、最高のプレゼントをいただきました!
またイベントやれる日を今から心待ちにしています。