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日本最古の築港遺跡 和賀江嶋(亀時間探検隊第二次遠征)

鎌倉・材木座が誇る国の史跡「和賀江嶋(わかえじま)」。
知らない人も多いと思いますが、1232年鎌倉時代に作られた日本最古の港の遺跡です。
鎌倉の海は遠浅で、大きな船が着けられなかった為、幕府によって作られたそうです。
たったの23日で作られたことから分かるように、当時もただ石を積み上げただけでした。

江戸時代に修復されたことがあったものの、石は時の流れと共に波に洗われて、
次第に周囲へ崩れていきます。
現在、普段は海の中に沈んでいますが、大潮の引き潮時に材木座海岸の左側、
沖合に浮かび上がります。

9月の新月に近い某日、第二次亀時間探検隊は、最大干潮9時55分を目指して朝9時に亀時間集合。
ビーチに出てみると、海の家もほぼ解体が終了して静かな海が戻ってきていました。
水温は高くてまだ泳げるし、海も静かなのでとても好きな時期です。
既にかなり潮が引いており、浜はとても広くなっていました。
空もいつもより広く感じます。


遠浅の平らな浜辺には水が鏡のようになり、
まるで旅人憧れの地、南米ボリビアのウユニ塩湖のような状態に。
ロミ隊員、亀時間手ぬぐいを粋に巻いています。

こんな不思議な生物が海面に浮かんでいました。
後で調べてみたところ、「銀貨海月(ギンカクラゲ)」というのだそうです。
青い触手のようなヒラヒラが綺麗ですね。

こちらが目指す和賀江嶋。わかえのしまとも呼ばれますが、遠くに見えるのがみんなご存知の江ノ島です。
今日は水も透き通っていて綺麗です。


石がゴロゴロ、乗ると転がることも多いので歩くのは楽ではありません。
水着を来てくるべきでした。上陸に難儀する隊員たち。


磯は生きもののゆりかご。色々な稚魚を見ることができました。

ほぼ最大干潮時に上陸成功。碑のような石柱がありますが、何も書いてありません。
船を係留するためのものでしょうか。

隊員たちは各自、気になったものを探します
ゆりこ隊員は風邪気味で、あまり水に浸かることができず。

引越しを検討中のヤドカリ。高い家賃がきつくなってきたのでしょうか。

写真真ん中をよく見ると蟹がいます。

左向け左のカモメたち。

ロミ隊員は水中カメラを持参。海の中の世界へようこそ。

ロミ隊員の今回のベストショット、ハゼくんとエビくんの密会をスクープ。

黒と黄色の縞々が綺麗なこの小魚。
調べたのですが名前は分からずじまい。

漁から帰ってきた漁船も和賀江嶋を防波堤にしています。

次第に潮が満ちてきて撤退しました。


浜辺を駆ける子供たち。のびのび育っています。

今回の探検はたったの2時間でしたが、
材木座の知らない一面をまた垣間見ることができました。
島にいた方に伺いましたが、網があればカワハギが捕まえられるチャンスもあるそう。
和賀江嶋を訪れる方は、裸足では歩きにくい場所なので、
水陸両用靴を持っていたほうがいいですね。

<MASA>

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