松の剪定作業にプチ弟子入り
亀時間の入り口脇に生えている一本の松。
かっこ良い形をして、建物全体の素晴らしさを引き立てています。
これまで特に手入れをすることもなく、放置していたのですが、
二週間前、週末カフェに立ち寄ってくれたお客様が一言。
「表の松が荒れていますね・・・。」
ガーン!と脳天を鈍器で殴られたような言葉でした。
彼はプロの植木職人さんなのでした。
松ってこんなものだろうと思っていたのですが、
手入れをしてあげないといけなかったんですね。
植木職人のけんじさん、
世界一周をした元旅人だというではないですか。
旅話を楽しくあれやこれや話していたら、
松の剪定をしてくれることになりました。
翌週の日曜日、職人姿のけんじさん登場!
松は枝先までしか、葉を茂らせてはいけないそうです。
それ以外のムダ毛ならぬムダ葉は丁寧に引っこ抜きます。
そして、どの枝を残し、どの枝を切るかという剪定作業。
やり方は言葉では表せません。
けんじさんに聞いても、正解のない世界とのこと。
親方のやるのを見て覚えるしかないのだそうです。
そんなことを話しながら作業を眺めていたら、
「ちょっとやってみる?」
と声をかけてくれました。
もちろん即答で
「やらせて下さい!」。
自分の身体を動かして作業をすると、
少しづつコツのようなものが見えてきます。
習うより慣れよということですね。
正味1時間もかからずに、すべての作業が終了。
紐を使って少し形も矯正してもらいました。
すっかりさっぱりとして、この爽快感は床屋さんに行った後のよう。
春になったらまた葉が茂り始めて、
亀時間を彩ってくれるでしょう。
<MASA>