藤井まり先生の味噌料理教室に参加してきたよ
鎌倉・稲村ケ崎の不識庵で精進料理を伝えている藤井まり先生。
夫の故藤井宗哲さんは禅宗の鎌倉五山の第一位、建長寺にて典座を務めていた方。
宗哲さん亡き後もまり先生はその意思を受け継ぎ、精進料理を日本のみならず世界に向けて発信していらっしゃる著名な料理家です。
今回ご縁をいただき、下馬四つ角にあるSUGATAで開催されているまり先生の料理教室、
「Atelier-Cafe Kamakura(アトリエカフェ 鎌倉)」に参加してきました。
https://www.facebook.com/events/907423032771655/
企画運営をしている角井さんが英語も堪能なのでバイリンガルの料理教室です。
まずは参加者の自己紹介。
普段は外国人が多いそうですが、今回は横須賀から参加したアメリカ人のご夫婦以外、日本人。
首都圏の方ももちろんいましたが、遠くは島根より有機農業に携わる方たちが参加してくれていました。
次に味噌と人参の味噌漬けのテースティング。
信州味噌、仙台味噌、八丁味噌、白味噌(砂糖の入っていない本物!)、
亀時間の7年物の味噌と3年物の味噌も一緒に味見してもらいました。
開業前に女将すずまゆと一緒に麹を倍量入れて仕込んだ7年物の味噌が好評で嬉しかったです。
そして味噌を使った料理の数々の披露。
様々な味噌をみりん、酢、唐辛子、ピーナッツ、胡桃、オリーブオイル、トマトなどと組み合わせて
七変化の味を作り出していきます。
こちらは豆腐の味噌漬け。味噌の違いによって出来上がりの味が変わることを実感。
八丁味噌は馴染みがなかったのですが、これで漬けた豆腐は美味しかったです。
白味噌漬けのものは甘くて限りなくスイーツのようでした。お酒のお供に最高でしょうね。
こちらサポートしてくれた角井さんのお母様。割烹着姿の佇まいが美しく見惚れました。
楽しいお食事の時間。手を合わせていただきます。味噌尽くしなのに
飽きないのは調理法と組み合わせのなせる業。
最後はシェアリング。
今回は有機農業をやられているグループの方が参加していたので、
自分で作った大豆で味噌や豆腐を作っていますとか、
40年有機でやっていますとか、素晴らしい経験を持った方が多かったので、
彼らの生活ぶりを伺えたり、有機でやっていることへの自負を感じられて嬉しかったのと、
首都圏から来ている参加者の人たちとも交流できて楽しかったです。
精進料理の教室と聞いて、厳しいのかな?と最初は少し緊張していたのですが、
終始和やかな空気が流れており、気軽に参加できます。
また、まり先生、角井さんなどスタッフの気配りが素晴らしく、
参加者同士を繋げてくれたり、声掛けしてくれたりして、
いい雰囲気を作り出していたことに感銘を受けました。
まり先生は海外から帰ってきたばかりでも笑顔で元気溌剌。
一緒にいるとエネルギーのおすそ分けをいただけてこちらも元気になります。
良い場にはいい人たちが集まるという見本のような料理教室でした。
藤井まり先生だけでなく、「笹の葉」料理長、笠井栄子さん、
茅ヶ崎の「リベンデル」で活動するおばあちゃん姉妹、曉美と五月さん
などの教室も開かれていますので皆さんも是非一度参加してみてくださいね。
●Atelier-Cafe Kamakura Facebookページ
https://www.facebook.com/ateliercafekamakura/
<MASA>