『インド時間@亀時間2020秋』報告
今年5月はコロナの影響でオンライン開催となった人気イベント「インド時間@亀時間」。コロナウイルス感染症対策をして、1年ぶりの実地開催となりました。
しとしと優しい雨が降った鎌倉。夏も終わりに近づき、季節の移り変わりを感じます。イベントは極楽寺駅集合です。この駅はドラマに使われるだけあって、風情があるなあと常々感じます。
緑の庭がしっとり濡れて、落ち着いた佇まいのアナン邸。古民家は雨も似合います。
まずは参加者の自己紹介から始まります。今回はお話上手な人が多い印象でした。邸主、アナンさんのお話の話題はコロナから、環境問題、トランプ大統領とインドの首相の食事の違いまで縦横無尽。フェヌグリークティーと共に昨日アナン邸の巣箱から採れたばかりの蜂蜜を一匙いただきました。非加熱の蜂蜜は貴重です!
お昼ご飯はカシューナッツ入りのレモンライス、キーウィの入ったサラダ、豆のカレー、ポテトのサブジ、トマトとキュウリのライタ、パパド。バラッツさんの作る料理はいつも美味しいのですが、今回は特別美味しく感じました。食後は涅槃仏の姿で横になって一休み。スパイスを購入後、徒歩で亀時間へ。
鎌倉の東端、材木座の亀時間へチェックイン。自分の寝床を確保したら、生姜、ミント、フェンネルのハーブティーを飲みながら、ラクシュミさんのアーユルヴェーダ基礎講座「アーユルヴェーダで自分を知る+からだと心にあった食事と生活習慣で、不調なく楽に幸せに生きる方法」。問診票を元にそれぞれの体質、今の体調を探っていきます。アーユルヴェーダは奥が深すぎて、一日ではとても語り尽くすことはできません。
アーユルヴェーダ講座第二部はヘッドオイルトリートメント。コットンにゴマ油を染み込ませて、頭頂部に乗せると皮膚の奥まで浸透していくそうです。蛇足ですが、僕はサジンさんからヘッドマッサージしてもらって、生き返りました!プロの技を受けて、参加者の皆さんから羨ましがられました。
雨上がりの材木座の町を歩き、旧鎌倉最後の銭湯、清水湯へ。
戻ってきたら夕飯「「移動チャイ屋」の“野菜が主役のスパイス ディナーが出来上がっています。
夕飯の一番人気はキノコのココナッツカレー。そして、ギーたっぷりの野菜のピラウ(炊き込みご飯)が美味しかった!ムング豆、黒目豆など様々な豆カレーが並びました。
食後は満腹で(←本当は腹八分目がアーユルヴェーダ的には正しいのですが、美味しくてついつい食べ過ぎてしまう)眠い目をこすりながら(笑)、ラクシュミさんのアーユルヴェーダ ワークショップ第三部、「アーユルヴェーダ実践トリートメント・自然のちからでデトックス キッチンで出来る簡単アーユルヴェーダホームレメディ」。センブリを煮出した液体を飲みました。目が覚めるほどに強烈に苦かったです。身体に良いということで我慢!
1日目、お疲れ様でした。22:00に就寝です。
2日目
5:30に起床して白湯を飲みます。
昨晩、雨が降って砂浜が濡れているので、海岸での開催を断念して、亀時間にてサジンさんのYoga・プラーナヤマ(呼吸法)。室内は集中できるのが大きな利点です。呼吸法、ヨガをこなして、最後にシャバアーサナで横たわる頃には、すっかり心身ともにほぐれて、深ーいディープリラクゼーションへと誘われます。
食後の歓談タイム。アーユルヴェーダ担当のラクシュミさんとサジンさん、料理担当バラッツさんの強力なスタッフ陣がこのイベントの魅力です。どうでも良い話ですが、スタッフ男性陣がかなり濃いめですね。普段は自分は濃いめだと思っていたのに、ここにいると一番あっさりしています。
シェアリングと写真撮影をして解散。
1泊2日お疲れ様でした!
様々な制限がある中、実現できるように開催準備しましたが、コロナ渦中だからこそ、普段に増して有意義な回だったと感じます。参加者の皆さんも最初から明るく和気あいあいとした雰囲気でしたが、閉じかかっていた心が1泊2日を経て開かれたよう。解散後も話は尽きず、ラクシュミさんたちが時間の許す限り、貴重なアドバイスをしていました。
リトリートの感想も「一日では足りないくらいの知識をありがとうございました。」、「ラクシュミさん、サジンさんが魅力的でもっと話をしたかったです。」、「もっと身体も心も良くしたいと思えました。心地良い時間をありがとうございました。」、「これからもアーユルヴェーダについて深めて実践していきたいと強く思いました。」など充実した体験だったことが伝わるコメントを頂戴しました。
次回は2021年5月に開催予定です。2月頃には募集開始する予定ですのでお楽しみに。
<MASA>
写真提供:© Haruna T / palumen