7月9日・10日『鎌倉音さんぽ 耳をひらき 音で遊ぶ日曜日 in 文月 』報告
7月9日(土)・10日(日)に開催された『鎌倉音さんぽ 耳をひらき 音で遊ぶ日曜日 in 文月 』
自然を五感で感じて、ひっそり佇む史跡を巡る1泊2日。梅雨の晴れ間に無事開催できました。
7月9日土曜日、夕方まで降っていた雨は外に出る頃には止み、鎌倉は気持ちいい空気に包まれました。
材木座海岸に行き、音のワークショップ。
両手を耳に当てて、神経集中。
聞こえた音を砂に描いてみます。
音に意識を合わせることで、目の前の風景がより濃く心に浮かび上がります。
刻一刻と表情を変える海辺の夕暮れ。
ワークショップ終了後は材木座が誇る銭湯、清水湯へ。
亀時間での夕飯は車麩のフライ。心には揚げているときの音が聞こえるかな。
夕食後、暗闇の材木座海岸へ。星空が綺麗でした。
大人の音遊び。
7月10日日曜日、日帰り参加組と合流して材木座で一番大きい光明寺へ。
蓮の花が咲き乱れる池に耳を澄まします。
ちょうどこのとき、アオサギが音もなく舞い降りました。
目をつむり、前の人を信頼しながら歩くワークショップをしながら裏山へと登ります。
気持ちよく晴れ上がった日曜日の朝。この時期に珍しく2日連続で富士山が見えました。
亀時間宿泊者用の朝食弁当。南瓜とポテトのサラダ。鎌倉野菜の新鮮さを喜ぶ参加者も。
知る人ぞ知る神社にて音のワークショップ。
聞こえる音をスケッチしてシェアリング。
ニイニイゼミの鳴き声、ウグイス、トンビ、コゲラが木をつつく音、潮騒、風の音、などなど・・・。
みんな同じ場所にいても聞こえる音、表現方法が違うのが毎回新鮮で面白いのです。
そして一気に山から海まで降りて、鎌倉案内人宇治さん考案「フィールドビンゴ」。
拾った漂着物の品評会。この日は桜貝が少し見つかりました!
音さんぽご一行は再び観光ルートから離れて、ひっそり佇むお社へ。
今日一日で聞こえた音を楽器や道具を使って再現します。
暗闇の洞窟を歩きながらの合奏。かなり怪しい世界が展開されました(笑)。
ポタリ、ポタリと染み出した雨水垂れる泉を囲んでの合奏第二部。梅雨時な天候を反映して瑞々しい合奏となりました。
最後はシェアリング。あっという間に終わった鎌倉半日音旅行。
感覚が開いたせいか、みんな生き生きと感じたことをお話してくれました。
記憶に残る初夏の鎌倉の音景色。
梅雨の匂い、勢いよく生い茂る草木とそこに住む生き物、天気の移ろい。
鎌倉の自然はまだまだ豊かです。
次回は紅葉の秋に開催予定です。お楽しみに。
<MASA>