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元宿直スタッフ、しょうちゃんのセブ島英語留学リポート

今年の3月まで亀時間宿直スタッフとして勤務してくれたしょうちゃんが、現在フィリピンのセブ島へ短期英語留学に行っています。ダイビングだけでなく最近留学先としても注目を浴びるセブ島。勉強でとても忙しい中を縫って、学校生活と現地での暮らしぶりについて貴重な生の声を伝えてもらいました。

●語学留学を決めた動機・経緯を教えてください

英語はほとんどできなかったのですが、亀時間で宿直スタッフとして働いて海外から来たお客様と沢山お話をしたので、少しずつ何を伝えたいかは分かるようになりました。しかし、こちらから何かを伝えようとすると知ってる数少ない単語を繋げるだけ。文法もめちゃくちゃな英会話しかできず、何度ももどかしい思いをしていました。

昔からいつか海外に長期滞在してみたかったので、当初は英語圏で比較的ビザの取りやすそうなカナダ・ニュージーランド・ オーストラリアのどこかへワーキングホリデーに行こうと考えていました。どの国も楽しそうで決めきれず悩んでしまい、改めて自分はワーキングホリデーで何をしたいのかを考え直したところ、「英会話を使って仕事をし、海外で生活したい。」という気持ちを思い出しました。

元々英語を話せるようになりたいと思ったのも以前働いていた職場で、ワーキングホリデーを経験された上司や南米でバックパッカーをするためにお金を貯めている同僚と出会い、話を聞いていた中で英語で色んな国の人と会話をするのが楽しそうだと感じたこと、そして英語を話せたら自分も誰かに助けを求めれるし、逆に誰かを助けることができるかもしれないと感じたのがきっかけでした。ワーキングホリデーについて調べていたときにフィリピンでの語学留学を知り、もし今後ワーキングホリデーに行くなら、一度フィリピンでしっかり英会話を学んでからでも良いのではないかと思い直し、今回留学を決意しました。

●どうしてフィリピンのセブ島に決めたんですか?


しょうちゃんの通うキャンパスの景色

なぜフィリピンで語学を学ぼうと思ったのか、それには4つの理由があります。
1つ目はマンツーマンレッスンが多く自分だけのレベルにあった学習がしっかりできること。2つ目は欧米留学と比較して圧倒的に授業料が安かったこと。3つ目は日本の成田空港からの直行便で約4時間半で到着する近さ。そして最後の4つ目は以前在日のフィリピン主婦たちと働く機会があり、彼女達が本当に明るくて優しくて働き者の素敵な方々だったので、フィリピン人に対する私のイメージが良かったことが決め手でした。
まだ亀時間で働いていた際にお話したお客様から「フィリピンに行くなら絶対ダイビングすべき!」と教えて頂き、ちょうど検討していた学校がマクタン空港からも海からも近く、近くに都会セブがあるので買い物にも便利で、首都のマニラよりも治安が比較的良いと知り、ここに行こうと決めました。厳密に言えば実は通っている学校はセブ島ではなく、その近くにあるマクタン島 にあります。ですが、道が混んでなければタクシーに乗って大体20〜30分ぐらいでセブ島にも行けます。

●大体の予算と期間を教えてください


学校の食事。

今回インターネットで見つけた無料の留学エージェントの協力のもとで留学の準備を進めていきました。その際にフィリピンの語学学校のタイプは大きく分けて2つあるということを教えてもらいました。

1つは「キャンパス型」。広い敷地で学校と寮の建物が別のタイプ。
そしてもう1つは「ビル型」。こちらは1つのビルに学校も寮も一緒になったタイプ。ビル型はキャンパス型にくらべ比較的建物や設備が綺麗であること、移動が楽なのがメリット。逆にキャンパス型はビル型と比べ建物を移動して過ごすので合間に気分転換ができ、尚且つビル型より少し価格が安いのが特徴。

そして学校経営者も主に韓国人と日本人で分かれ、ここも多少の違いがあります。経営者が韓国人の場合、そこに通う留学生も比較的に韓国人が多く、食事も多少韓国人の味覚に合うように合わせて作られていたりします。
スパルタ式と言われている校則がやや厳しい学校も韓国人経営のところが多いそうです。逆に日本人経営だと食事や設備の面も日本人に合わせているところが特徴で比較的過ごしやすいと思います。そしてもちろん生徒も日本人が多めです。エージェントの担当の方に色んな学校の写真を見せてもらい相談しながら決めた結果、キャンパス型の日本人経営の学校を選びました。

期間は3ヶ月、学費は授業料・部屋代・毎日3食食事付きで約40万円弱。部屋は1番安い他の留学生と合同の3人部屋(ドミトリーみたいな感じです。)で、もし1人部屋が良い!という場合はもっと学費が高くなります。そして、そこから更に渡航費や保険料、その他初期費用(ビザ代や教科書代など)、出発前の準備資金、留学中の生活費など諸々含めて…余裕を持ってトータルの資金は100万円ぐらい貯めました。

●1週間のカリキュラムの内容は?


ズンバのレッスン

私は学校の中で1番基本的なコースを選びました。
授業時間は1コマ50分で、マンツーマン5コマ・グループレッスン1コマ・夜に自由参加のグループレッスンが2コマあります。マンツーマンの内容は「スピーキング」2コマ、「ライティング」、「リーディング」、「文法」でグループレッスンは「発音」です。

以前はフリーのグループレッスンも出ていましたが今は予習・復習・宿題をするための自習時間にしています。あとは週二回フリーのグループレッスンの時間にズンバというエクササイズのレッスンも行われているので、そちらには体育の授業を受けてる感覚と運動不足解消のため欠かさず参加しています。そしてズンバのあとはそのまま学校にあるプールにダッシュして火照った体を冷ましてきます!(笑)

●オフの楽しみ方を教えてください

休日は学校の友達と出掛けることが多いです。校内でお酒が飲めないので近くのお店によく飲みに行っています。
早起きして他の島々にアイランドポッピングに出掛けたり、セブ島まで有名な教会を見に行ったりもしました。


アイランドホッピングでの一コマ。


ギター工場にて

あとは学校のある地域の特産品がギターなので、近くの有名なギター工場に行って可愛いウクレレサイズのギターを衝動買いしてしまいました。(笑)

●生活の中の楽しいこと・大変なことは?


学校で開かれたパーティでの一コマ。楽しそう!真ん中がしょうちゃんです。

何よりも学校での生活が楽しいです!
先生方や他のフィリピン人スタッフが本当にフレンドリーなので、頑張って英会話を上達させてもっと気軽に話をしたいから、やる気が上がります!大変なことはシャワーの水圧が予想以上に弱いこと、南国なので虫(特にアリ・ 蚊・ゴキブリ)が出やすいこと、水道水が飲めないこと・Wi-Fiが弱いことでしょうか。(飲用水に関しては学校が ウォーターサーバーを用意してくれています。)


セブの交通手段の一つ、トライスクル。

あといくら治安が良い地域とは言え、あまり1人では出歩かないほうが良いと言われています。フィリピンには電車がないので、外出する際はジプニー(軽トラを改造したよう な、日本で言うとこのバスみたいなもの。)やトライスクル(バイクを改造したもので、近場移動なら便利。)をよく利用しています。タクシーも日本に比べて安いので何人かで相乗りすれば更に安く安全に行動できます。

●セブ島のいいところ・いまいちなところは?


本当に都会なので、大きなショッピングモールもあり、そこに行けばなんでも揃います。日本で言うとイオンモールやアウトレットみたいな感じ。あとは海が近いこと。

いまいちなところはジプニーやタクシーの運転手が正規の値段より高く払わせようとしてくるので、それに対応するのが面倒です。彼らにも生活があると思うとなんとも言えませんが、明らかにぼったくろうとしてるときは断固として値下げ交渉するか諦めて他の正規で乗せてくれるところを探します。

●現在の心境を教えてください

こちらに来てほぼ1ヶ月が過ぎました。あっ、とも言わせてくれないぐらい毎日が一瞬で過ぎ去ります。平日はほぼ学校から出ませんが、勉強したり友達と過ごすのが本当に楽しいので苦にはなりません。強いて言うならもう少し気軽に外出できたら嬉しいのと、日本に帰ったら何を食べようかな、とはよく考えます。

●他の人にもオススメしたいですか?

私の学校は「勉強するときはする!休みは思いっきり遊ぶ!」と言う雰囲気で、良くも悪くも少しゆるいです。観光やアクティビティ(ダイビングとか)をしたい人にはいい環境かもしれません。あとは生徒の8割ぐらいが学校卒業後にワーキングホリデーに行く人だと言っても過言ではないので、今後のステップアップのために勉強してる人も多いと思います。

ただ日本人が多い学校なので授業以外はやはり日本語を話すことも多いです。なので本当に英会話力を上げたいなら日本人少なめの学校を選んだ方が良いかもしれません。私は初めての留学であること、自分の現状の実力、食事、そして良い友人や先生達と出会えたことを考えたらここを選んで良かったと思っています。

●これから留学を考えている人へのアドバイスをもらえますか?

どれだけ留学する目的を明確にするかが1番重要だと思います。なんのために英語を学ぶのか、どんなときに話せる英語を身につけたいのか、そのためには何を大切に考えて学ぶのか。まだまだ悩みたい人はとりあえず節約と貯金を心掛けて日々を過ごすこと、中学校程度の英文法の本に目を通しておくこと、覚えれるだけ単語を覚えておくと良いと思います。なーんにも知らないで留学するより、少しでも英語のことを理解してから留学したほうが授業の理解度が明らかに高まります。私は出発前に中学英語の参考書を一度取り組んでから来ましたが、本当にやって良かったし、もっとやっとけば良かったとも思いました。勉強においては本当に備えあれば憂なしです。

私もあと残り2ヶ月でどこまで成長できるかわかりません。でも今は自分の意思一つで大きく変われるかもしれないチャンスを掴んでいます。ここに来るのに背中を押してくれた家族や友達、亀時間スタッフの方々や優しかったお客様、なによりも未来の自分のために悔いを残さないように日々を大切に過ごそうと思います。


透き通る海のそばで英語の勉強、最高ですね。

以上、元宿直スタッフしょうちゃんのリポートでした。
これから留学を検討している人の参考になれば幸いです。

<MASA>

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