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台湾のススメ(其の六)まとめ 

約2ヶ月に渡って連載してきた台湾のススメ。
やっと最終回を迎えることができました。

台湾を旅した楽しさを伝えたいと、軽い気持ちで始めたのですが、
まとめる作業って時間がかかりますね。
でもお世話になったホステル、ゲストハウスの皆さんは、
とても素敵な人達ばかりだったし、居心地も良かったので
是非日本の皆さんに紹介したいと思ったのでした。

これまで近すぎて、いつでも行けると思っていたから
かえって訪れていなかった国、台湾。
最近、自分の周辺でも訪れた人が本当に多く、
ブームになってきているようです。
以下、この国の魅力を簡単にまとめてみました。

1) 日本から近い!

大きな地図で見る
東京から約2000km、たったの3時間半。
台湾は沖縄の隣と言っても過言ではありません。
しかも羽田空港-松山空港路線を使えば、昼に日本を旅立って
夜には台北の夜市で、おいしいご飯に舌鼓を打つことが、
時間的、体力的に十分可能です。

2) 食事が美味しい!

甘じょっぱい醤油味の味付けが多く、
日本人に抵抗なく受け入れられる味。
辛子、香辛料、油の使用量も中国ほどではなく、さっぱり味が中心。
小籠包、餃子、ネギ餅など、小麦粉を練って熟成させた料理の
皮のモチモチ具合はたまりません。

スイーツも多様、あっさり系が多くて
むしろ日本より手が込んでいて、深化している部分も感じました。

感動したことの一つが、食堂の軒先で店員がみんなで黙々と
餃子などを包む風景をよく見かけたこと。
日本では大量生産品に駆逐されたか、高級化してしまった
手仕事文化が、台湾にはまだまだ残っています。


3) 人々が親切、親日!


東日本大震災で一番多くの義援金を送ってきたのが台湾の人々だった
というのは有名な話。近くにこんなにシンパシーを感じてくれている方々が
いるのに、もっと仲良くしない手はありませんね。
人に道を聞いたりするときでも、不快な思いを一度もしませんでした。
マナーも悪い人をあまり見かけませんでしたね。
某国とはえらい違いです。

4) 漢字だからある程度意味が分かる

街中、駅などの表記は漢字なのですが、だいたい意味が分かるので、
ストレスがあまりありません。台北の地下鉄に乗っていると、
外国であることを忘れることも可能です。

看板、商品パッケージには謎の日本語が!

5) 交通が便利

台北には地下鉄が張り巡らされており、
ある程度の移動がこれでカバーできます。
プリペイドのカードもあるので、これをコンビニや駅で買っておけば、
いちいち切符を買う手間が省けて楽チン。
しかも割引価格で乗車できて、帰国するときは払い戻しができます。

地下鉄で行きにくい場所はタクシーで。
こちらも台北市内だったら初乗り70元(約210円)で、行きたい場所まで
連れて行ってくれます。

6) 物価が安い


食事も安ければ、タクシーも安い。
日本の半分から3分の一くらいの感覚です。
台湾料理を食べつくしたいと思っても、
お金より時間と胃袋スペースが足りない!という結果に陥ります。

7) とっても清潔!


衛生環境も某国に比べて格段に素晴らしいです。
夜市などの屋台でも汚くてためらうようなお店は記憶にありませんし、
手当たり次第にあれこれ食べましたが、
一度もお腹をこわしませんでした。

台湾は初めての海外にはぴったりの国。
強いて弱点を言うなら、歴史がそれほど古くないので、
観光の目玉的スポットが故宮博物院などしか無いことくらいでしょうか。

でも旅慣れた方でも、「食」、「人」など旅の楽しみ要素が十分にありますので、
楽しんでもらえると思います。
皆さんも海外に行くことを検討していたら、台湾も選択肢に入れてみてください。
僕も行ってみて台湾リピーターが多いことに納得しました。

(完)
<MASA>

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