「南インドでヨーガ教師になりませんか?」元宿直スタッフ、トモコちゃんからの誘い
好評をいただいている「亀時間元宿直スタッフは今どこで何している?」シリーズ第三弾。今回は2012 年の夏に働いてくれたトモコちゃんにインタビュー。実は聞くまであまり詳しく知らなかったのですが、彼女は筋金入りのヨギーニ(ヨガをする女性)で、今では自分が学んだ南インドのアシュラムをサポートする業務をしています。その辺りの経緯を聞いてみました。
2012年の6月から8月 まで亀時間で宿直スタッフをしていただきましたね。
その後どこに行って何をしていたんですか?
11月からまたインドに半年間行っていました。帰国後、南インドで行われているヨーガティーチャーズトレーニングの日本語版ホームページを2013年7月に立ち上げ、2014年1月から本格的にサポート業務を始めました。現在アシュラムへの紹介から、クラスでの通訳、生活面、渡印までの準備など、このコース全てにおいてのサポートを行っています。
ヨガはもともとやっていたんですか?また何年間くらいですか?
19歳位からやってました。17年位になります。
ヨガを始めたきっかけを教えてもらえますか?当時はまだ今ほどには一般的では無かったですよね。
母が30年位前からヨーガを習っていて、母と一緒にヨーガの教室に通い始めました。当時ネイリストをしていて、肩こり、腰痛を解消したかったのがきっかけです。日本では、2つのヨーガのスタジオでインストラクターとして働いていました。
南インドでそのトレーニングサポートに関わることになったのはどのような経緯があったんですか?
私が始めてTTC(ティチャー・トレーニング・コース、ヨガ教師となるための養成講座)に参加した時に、先生方の素晴らしさを実感し、繰り返し参加するうちに日本人の人にも是非紹介したい、という気持ちから始めました。日本人の生徒はほとんどいなかったので。
計何回トレーニングに参加したんですか?
生徒としてインドのこのTTCに参加したのは計4回、サポートとしての参加は計5回です。その他リシケシで別のTTCに1回、日本のTTCを1回受講しています。
そのTTCはどれくらいの日数を受講するのでしょうか?どれくらいの経験があるとその講座に参加できますか?
1ヶ月間必要です。コースは2種類あって200時間学ぶコースはどなたでも参加可能です。アドバンスは300時間学び、200時間を終えた方のみ参加が可能です。
一日のスケジュールを教えて下さい
アシュラムでは朝5時起床です。5時半までにシャワーを浴びて1日をスタートします。
5:30 ネイティー(鼻の洗浄)。
6:00 瞑想
6:30 ティータイム
7:00 アサナ(座位)&プラナヤマ(調気)
9:30~11:00 朝食と自由時間
11:00 タットヴァボーダ(真実の知識)
12:15 ヨガスートラ(解脱に至る道)/解剖学
13:30 軽食(フルーツ)
14:00 カルマヨガ(行いのヨーガ)
14:30~16:00 自由時間
16:00 指導法/実践指導/アサナ&プラナヤマ
18:30 夕食
20:00 アーユルヴェーダ/ビデオ学習/チャンティング(神、師への祈り)/サンスクリット語
という流れです。週に1日お休みがあります。 また、日本語サポートをご希望された方は、自由時間に日本語による復習クラスがあります。
どんな場所に寝泊まりするんでしょうか?
アシュラムに寝泊まりします。個室、2人部屋、6人部屋があり、計24名の生徒さんの受け入れが可能です。
休みの日に参加者はどんな風に過ごすんですか?
休みの日は自由参加ですがだいたいケララ観光をします。アシュラムでのんびり過ごす方もいます。
南インドのどのあたりにあるんですか?
南インド、ケララ州の、コーラムというところの近くの小さな田舎町です。
ヨガをやることの喜びとは何でしょうか?
アーサナを練習することでまず絶対的に体が楽になり、小さな体の変化に気づくことが出来ます。そして、その影響により食事が変わり(例えばベジタリアン)、早寝早起きになったりと生活が変わります。 継続しているうちに、考え方も変わっていきます。ベジタリアンになることでヨーガの推奨する社会的規則の1つ、非暴力という考え方になります。これは食べ物のみならず、思考も暴力的な思考をしないこと、暴力的な言葉を使わないことが含まれます。 ヨーガの繋がりの中で生きていると、ヨーガの姿勢や考え方になっていきます。先生方はお手本です。それは、内に幸せや平和な気持ちをもたらします。物質的には得るものはないので目に見える変化はないかもしれませんが、心の中は幸せな時間が多く占めるようになります。そして、悲しみや苦しみが訪れた時にも、ヨーガの考え方(この世とは? この体とは?この気持ちとは?私とは?)において解決できます。 簡潔に言えば、ヨーガを通じて、体の調子が良くなり、ヨーガの聖典を学ぶと人生が生きやすく、幸せを感じ、ヨーガを通じての出会いは(もちろん他の出会いもですが) とてもありがたいということです。
最後に興味を持たれた方へのメッセージをお願いします。
日本から来る方達は、最初は不安でいっぱいな方がほとんどです。しかし、数日後には、皆とても輝きだします。私が実感した心地良さ、爽快感を皆さんが味わっているのだなーと実感できる時がとても嬉しいです。そして、私も皆さんと共に、日々先生方と共に過ごせることは大きな喜びです。コースが終了するころには、もうすっかりみなさんインド大好き人間です。インド大好き人間な私にとって、受講生がインド大好き人間に成長してくれることも大きな喜びです。多くの人にインド大好き人間になってもらいたいです。
もし時間が許すなら1ヶ月ヨガ三昧な日々を過ごしてみたい。
それも本場の南インドなら最高でしょう。そんな気持ちにさせてくれる内容でした。
トモコちゃんがサポートしているアシュラム、Aarsha Yoga Vidya Peethamの日本語版ホームページはこちら
http://yogaalliance200500.com
※ヨガとヨーガは同じ言葉の表記違いです。
<MASA>