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鎌倉のすぐ北隣り、横浜市栄区上郷に高度成長期の開発を逃れた貴重な里山、瀬上沢があります。
緑あふれる地域で、周囲には縄文遺跡、奈良時代からの製鉄遺跡、世界でも稀な化石群などがあります。
鎌倉のハイキングコースとも結ばれている瀬上市民の森に連なるこの瀬上沢エリアは、
ホタルの宝庫でもあり、まさに生き物のサンクチュアリ。
しかしながら大手建設会社が土地の権利を持っており、
商業施設と宅地の開発計画が進んでいます。

この場所で開発計画があることは知っていたのですが、
まだ行ったことがありませんでした。
百聞は一見にしかずということで、どんなところか自分の目で確かめてみるために
昨日出かけてみました。

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瀬上市民の森にある瀬上池。谷から集めた水を湛えて、
そこから流れる清流は昔から田畑を潤して、いたち川、柏尾川を経て海へ注いでいました。

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季節も良く、トンボ、チョウチョが乱舞し、鳥の声が響き渡っていました。
自然愛好家、カメラマンを多く見かけましたし、
小さな子供がおじいちゃんと虫取りをする懐かしい風景にも遭遇。

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瀬上沢を囲むように昔ながらののどかな農地が住宅地との間に点在しています。

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市民が里山環境を維持するために作っている水田。

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江戸時代に作られたと言われる農業用の水路トンネル。

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開発対象区域。手前は公園化して、奥の緑は全部無くなる予定。

2007年の開発計画は一度住民の反対にあって頓挫したものの、
開発地東側は自然を残すという譲歩をしたような形で2014年再提案。
住民の反対署名は11万人を超えて、公聴会でも反対優勢なのに、
今年度内に開発計画を横浜市が了承する方向で進んでいる差し迫った事態です。

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原発、防潮堤、2020年東京オリンピックと
開発をして経済を回そうとする古いビジネスモデルが
未だに幅を利かせていますが、人口減少が進む今にあって、
このままで本当に日本は幸せになれるのでしょうか?
そもそも自然はいったい誰のものなのでしょうか。
ハヤシカレーを食べながらみんなで考えたい問題です。

愛の対極は無関心。
気になった方は是非この場所を一度訪れてみてくださいね。
今ならまだ夜になると蛍が乱舞しているそうです。

●友人が撮影してくれた映像です

より詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。
SAVE! SEGAMI | 横浜最後の大自然を守るアクション
http://savesegami.com/
NPO法人 ホタルのふるさと瀬上沢基金
http://www.segamikikin.org/

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