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毎年秋の終わりになると葉山で小さな田んぼをやっている知人から、正月飾り用に藁をいただいています。
余裕を持って多めに貰うので少し余るのですが、以前からそれを使って納豆を作ってみたいと思っていました。
市販の納豆は、プラスチック容器に入れた煮大豆に納豆菌をスプレーしたもの。
もちろん、それでも十分に美味しいのですが、毎朝納豆を食べている納豆ラヴァーとしては、
天然の納豆菌が住んでいる藁で作った本物を食べてみたかったのです。

タオルウォーマーというおしぼりを温めておく機械が使われないままに亀時間に保管してあって、
これを改造して温度調節できるようにして、納豆を作ろうという野望が数年前にありました。
改造方法を説明するインターネットサイトも見つけましたが、
非理系の僕にはハードルが高すぎて断念。

それから年月が過ぎさっていきました。
完璧を求めすぎて、挑戦を諦めてはいけません(←これ、今回の教訓です)。
今回、使い道を忘れてそのままになっていた北海道産の黒大豆、
去年いただいた藁を使い、冬に宿泊者に貸し出している湯たんぽで適当に保温して、
納豆になるか実験してみたいと思います。
この実験のための追加費用はゼロ、亀時間の0円キッチン始まり始まり!

1)豆を煮る

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まず作業の前日に大豆を浸水させておきます。
翌朝、圧力鍋に入れて蓋をせずに加熱。
沸騰したらアクを取り、蓋をして加圧。

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圧がかかったら火を止めて放置。冷めてきた頃には豆は柔らかく煮えています。

2)藁苞(「わらづと)を作る

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藁は雑菌もあるので豆を詰める前に煮沸消毒。
納豆になるために必要な納豆菌は熱に強いんですね。

こちらが参考にした藁苞(わらづと)の作り方。
やってみるととても簡単です。

3)藁苞に納豆を詰める

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思ったより量が入りません。タッパーに藁を入れて仕込む方法もあるので
次回はそれで大量生産したいと目論んでいます。

4)40度で24時間保温する

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保温のために用意したのは、段ボール箱、古タオル、湯たんぽ2つ。
湯たんぽで納豆をサンドイッチして隙間にタオルを詰めて保温します。
保温性は発泡スチロール箱のほうが良いですが、
わざわざ魚屋さんから貰ってくるのもゴミになるだけなので、段ボール箱で妥協。

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段ボール箱とタオルの組み合わせに、小学一年生の頃、友達と捨て猫をコッソリと裏山で飼った記憶が甦ります。
勇気を出して親に猫を飼いたいとお願いしたものの、当然のごとく断られてしまい。
あの子猫はどうなったのだろう・・・。

閑話休題。
夕方に仕込んで、翌朝段ボール箱を開けてみると、すでに湯たんぽは冷えていました。
これでは発酵が進みません。お湯を入れ替えて再び寝かせます。

そして丸一日たった夕方、納豆を取り出してみました。
今度は温度が高すぎて、納豆を入れたビニール袋が清水湯の湯温よりも高い感触です。

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やりすぎたな、失敗かと思いましたが、藁を開けてみると、粘りが出ています!
かなりいい加減に作りましたがちゃんと納豆になりましたよ!

毒見担当マサ、さっそくご飯の上に載せて醤油をかけて食べたところ、とても美味しかったです。
大粒の納豆なんてほとんど食べた記憶がありませんが、とても満足感があります。
その場にいた、ヨルカメ担当香菜軒さんとお手伝いで来てくれた納豆好きなリトアニア女子、ヴィクちゃんにもお裾分け。
お腹を下したらメールするので明日の朝食べてくださいと釘を刺しました。
もちろん、連絡の必要はありませんでしたけどね。

今年のあたらしい藁をいただいたら、また藁納豆作りに挑戦したいと思います。

<MASA>