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亀時間 味噌作りの日レポート


2月14日、亀時間にて味噌作りを行いました。
募集を開始してからあっという間に、
定員に達してしまい、最終的には13人の参加者で大賑わい!
ほとんどの方が味噌作り初体験。

去年、女将すずまゆと味噌を仕込んだのは、まだ亀時間オープン前でした。
夜の8時頃まで、黙々と作り続けてしんどかったのですが、今年は多勢に無勢。
味噌作りは少人数だと大変ですが、大人数でやるととても楽しいのです。


前日から大豆は水につけて、当日朝に茹でておきます。


女将名札作成中。


借りた作務衣を来て偉そうな亀時間オーナー。


頭に巻いた色とりどりの手ぬぐいが綺麗です。


塩と麹を混ぜておきます。

大豆を潰すスーパーマシン「ミンサー」。手動だけど効率最高!毎年作るなら是非オススメします。


子供も一緒にこねました。



参加者は初めて会った同士なのに、いつの間にかみんな仲良くなって
楽しそうに茹でた大豆を潰したり、塩と麹を混ぜたり、そして全ての原料をこねたり。
みるみるうちに、みんなの手際がどんどん良くなっていきました。


味噌玉を投げ込むカフェ店長伊佐。


そして身体を動かした後は、昨年仕込んだ味噌をふんだんに使った、
味噌づくしのランチ。カフェ亀時間の店長、伊佐が腕によりをかけて作った
豆腐、ごぼう、卵の黄身の味噌漬け三兄弟、
蒸し野菜の味噌バーニャカウダ、味噌汁とごはん。


シンプルなのにいろんな野菜がてんこ盛りでとても満足な一食。


参加者のMちゃんより、手作りケーキの差し入れもあり大満足でした。


仕込んだ原料の上に乗せる和紙を上手に切っていた参加者さん。
亀の切り絵まで作ってくれました!

最近は塩麹など、麹で作る伝統的な食品を手作りすることが
静かなブームになっているようです。
発酵食品を日本人が食べることと、日本人の長寿とは密接な関係があると思います。

味噌は工業製品だと効率を重視して1ヶ月とかで作ってしまうようですが、
手作りすると夏を越して熟成されるので、8ヶ月はかかってしまいます。
でも、そのゆっくりとした時間がとても大事なんですね。
味噌は日本が誇るスローフード。

味噌の発酵を助ける微生物は目に見えませんが、
それは確実に存在しており、僕達の健康を影で支えてくれているのです。
日本人は伝統的にそういった見えない存在との付き合い方を
体感していたから、アニミズム的な世界観が自然と身につくのでしょう。

味噌なんてスーパーで買ってしまえば済んでしまうと言えばそれまでですが、
あえて大変な共同作業をすること自体に、
僕達の食生活をより良い方向へ変えていく大事な意味を含んでいると思います。

普段使っていない筋肉を使って疲れているだろうに、
笑顔で来年もまたやりましょうと言って帰っていく参加者の姿に、
イベントの成功を実感しました。


また来年、お楽しみに。

<MASA>

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