平日金曜日に仕事を休んだ勇者たちによる草木染めワークショップ『秋の色を染め上げる』。
万障を繰り越して、今回の企画に反応してくれたサボリストの皆さん、嬉しいです!
今年の鎌倉の紅葉は過去3年で一番綺麗。ちょうど見頃の季節での開催となりました。
どんな秋の色に染まるのか、とても楽しみです。


ワークショップの開催場所であるカジュアートスペースに到着すると嬉しい看板が。
まずは染める材料である草を採集するところから始まります。

繰り出したのはカジュアートスペースから歩いて数分、鎌倉宮脇の側溝。
え、ここで取るんですか!?という参加者の驚きなど意に介さず、
講師のたなか牧子さんは、さっと下に降りて説明を始めます。
今回選ばれた草はイラクサ。苧麻とも呼ばれ古くから日本人と仲良しなのだそう。

採集するのってなんだかとても楽しいですね。大昔から受け継がれたDNAが騒ぐのでしょう。

近くの野原に行き、そこここにある草の説明をしてくれます。
知っていれば有用な植物たちも、知らないと雑草と一緒くたに呼ばれてしまうのが残念です。
牧子先生は草花にとても詳しくて薬効やら利用方法など
マシンガンのような知識の弾丸を浴びる光栄に預りました。

カジュに戻り早速作業開始。まずはイラクサを水で煮出して色を出します。

煮出す間にイラクサについて学んでから、染色の基礎講座、絞りの技法基礎講座。
覚えること沢山ですが為になることばかり。日本の絞り技術の高さに驚いたり、
染色は料理に似てるって言われて、ちょっと気が楽になったり。

豆絞りとぐるぐる巻き絞り(正式名称忘れたので勝手に命名)。
これがどんなふうに染まるのでしょう。

ここで懐かしの理科の実験を彷彿させる、分銅と天秤が登場。
媒染で今回使用したのは銅。真っ青とはこんな色でしょうか。

推定30年以上前の洗濯機が脱水機として現役で大活躍中。


イラクサの色がだいぶ抽出されてきました。


ここでお昼ごはん。葉山のデリ、「3.p.mさんじ」さんからお取り寄せのカラフルなお弁当。
体にやさしい材料だけでこんなにも彩りが美しくなるんですね。
細やかな盛り付けとプレゼンテーションに話しが弾みます。


食後、媒染した布をいよいよイラクサの煮汁へ投入。


たまにかき混ぜてあげます。


1時間程度で引き上げ、再び脱水して、いよいよ絞りを解いていきます。
ここが一番のワクワクタイム。


さあ、出来ました!ジャーンとお披露目。それぞれの個性が出ていい感じ。
やさしい茶色に染まりました。


媒染に使う金属の違いによる色の変化の見本。鉄、銅、アルミ。


おやつを食べてワークショップ終了!お疲れ様でした。


外にでるとちょうど夕暮れ時。すぐ近くの荏柄天神社に立ち寄りました。
右側の大銀杏は、鶴ケ岡八幡宮の銀杏が倒れたのち、鎌倉最古の銀杏となりました。


柔らかな光を放つ日がちょうど沈みます。秋を体感する瞬間。
このあと、夜は美味しいご飯やさんへ行き、みんなでお腹いっぱい食べました。
話しの中心はもちろん草のこと。みんなで覚えたことを反芻しました。

今回、初めて草木染めを体験しましたが、本当に身近な植物で簡単に染めが出来るということが
よく分かりました。そして、牧子先生が雑草と呼ばれる草達の薬効や活用方法を教えてくれたおかげで、
その後、草を見る目が全く変わりました。無駄なものなんて一つもないんですね。
また来年も企画したいと思いますので、次回はもっと多くの皆さんに仕事をサボってもらい、
一緒に楽しくお勉強しましょう!

<MASA>