8畳間とラウンジの障子を全て取り外し、
ラウンジのテーブルを片付けて、
座敷席を作ると、8畳間を舞台とする、
全く別の”ハレ”空間が亀時間に生まれました。

『獅子舞と四方山話』と銘打った
金子しゅうめいさんによる今回のイベント。
獅子舞を知っているようで知らないという事実に、
俄然興味津々で当日を迎えました。
もちろん、満員御礼です。

大小様々な太鼓から、珍しい打楽器まで、楽器紹介の前半。
後半はメインイベント獅子舞。

「獅子舞は被るのではなく、入るのです」としゅうめいさんが、
おっしゃるとおり、まさにそれまで抜け殻だった獅子が、
舞が始まると急に魂が入ったような動きなり、会場全員の目が釘付け。

時に激しく、時にはユーモラスに、
イキイキと獅子はところ狭しと動き回ります。
どんどんお客様を巻き込んで、
場を盛り上げていく様にプロフェッショナルを感じました。
気づけば、ツッコミ、質問がどんどん飛んでくる
心地よい一体感が会場に生まれていました。

そして、もちろん最後はお客様全員の頭を噛んで回ります。
獅子は一噛み、一噛み、するたびに「いいことがありますように。」
と気持ちを込めて祈ってくれます。

おひねりも乱れ飛び、盛り上がりました!

亀時間からは急遽編成された団子ガールズが、40人分の団子をひたすら作り続け、
日本茶と共に振る舞いました。

「今は本当に世知辛い世の中になってきました。
それは獅子が生きづらい世の中です。
でも、みんなの無病息災、商売繁盛などを願う心が、
江戸の昔から現代まで獅子舞を生かしてきたのです。
僕もそういう気持ちを大事にしたい。」
という、しゅうめいさんの言葉が心に残りました。

みんなの心を踊らせ、いいことがあるだろうという予祝をする獅子舞。
博物館に入ってしまうのではなく、
生きた芸能をやりたいと、自分自身の獅子舞を追求するしゅうめいさん。
素晴らしい芸を見せて頂きました。
次回は是非皆さんにも見ていただきたいです!

実は、亀時間の神棚には獅子が左右二匹いるはずが、左の一匹だけ行方不明なのです。
長い眠りから蘇った古民家「亀時間」も、久々の獅子の訪問を喜んでいるようでした。

<MASA>