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2,3日前から天気予報がころころと変わり、開催も危ぶまれた今回の「鎌倉音さんぽ 耳をひらき 音で遊ぶ日曜日 in 霜月」。土曜日は好転して晴れ、日曜日は途中から小雨が降りましたが無事に終了することが出来ました。

12月12日土曜日夕刻、宿泊組は亀時間に集合。
闇に包まれた材木座海岸へ行き、音の案内人、岩田茉莉江さんと一緒に音のワークショップを行いました。
鎌倉最後の銭湯、清水湯で身体を温めたあとは夕食です。


今晩のメニューは野菜ちゃんこ豆乳鍋。
辛い黒ゴマだれと優しい味の白ゴマだれで頂きます。
夜は茉莉江さんのお話を聞いたりお喋りしたり、ゆっくりとした時間を過ごしました。

翌朝13日の日曜日、早起きして亀時間を6時40分に出発。
鎌倉駅で及び日帰り組と合流して、バスに乗り込み大塔宮へ。


鎌倉の案内人こと宇治香さんは亀時間の別イベント、デジタルデトックスでもおなじみ。
鎌倉駅北側、踏切近くにあるソンベカフェオーナーです。
本日の行程を地図で説明中。


まずは鎌倉宮に祀られている大塔宮護良親王(だいとうのみやもりながしんのう)の墓へ。
ガイドブックにはあまり載りませんが、苔むした階段に趣があります。
ここで身体をほぐした後に、周りの音に耳を傾けるワークショップ。


目を閉じるのが勿体無いと感じるくらい紅葉も綺麗でした。
ちなみに紅葉(モミジ)と楓(カエデ)は同じ植物だと宇治さんが教えてくれました。
モミジが紅葉(こうよう)の代名詞なのでそのように呼ぶようになったそう。


朝食は鎌倉宮の奥にある永福寺跡で。現在公園化の工事が進行中です。
ここで食事中に雨が降り始めました。
食べて早々今回の目的地である紅葉の名所、獅子舞へ向かいます。

獅子舞に向かう山道にて。
ここが二階堂川の源流です。じっと耳を傾けると沢山の音が聞こえてきます。


2日前に吹き荒れた嵐により、獅子舞を彩っていた銀杏の葉はほとんど落ちて、
この日は楓の赤が目立ちました。


銀杏の葉は地面の黄色い絨毯をいっそうフカフカにしていました。
この景色の中で、スケッチブックに色鉛筆で音や感じたものを描いていきます。
15分後に集合して輪になってそれぞれの絵を発表。

落ち葉の黄色、楓の赤とオレンジ、熊笹の緑が印象深いのでそれらが描かれている絵が多いのですが、
おなじ景色を見ていてもそれぞれの着眼点が違うのが面白いのです。
右側の黄色いジャンパーの女性がサウンドファシリテーターの岩田茉莉江さん。


天園ハイキングコースまで登り、山頂から紅葉の山々、鎌倉の街と海を一望したのち下山。


最後のワークショップは宇治さんのとっておきの場所、永福寺跡の奥地へ。
今日体験した音を楽器や鳴り物、そこらに落ちていた枝や葉っぱなどを使いみんなで再現します。小雨がしとしと振り続けており、雨粒が地面に落ちる音を感じながら一緒に演奏。
いつもよりしっとりとした冬の鎌倉の音の合奏が静かに響き渡りました。


少々肌寒く小雨も降った今回の音さんぽ。
しかしながら、最後のシェアリングでも「雨で良かった」「いい体験だった」という声が多く聞かれました。
確かに、もし一人なら寒さと雨で足を伸ばさないであろう場所と時間をみんなで楽しく過ごせた貴重な体験でした。
五感を研ぎ澄ますことで、その時にしか味わうことができない空気感、印象的な風景がしっかりと心に刻まれます。
それは「あの冬の鎌倉の記憶」としてこれからも残っていく大切な宝物です。

来年もまた夏前に開催予定ですのでお楽しみに。
<MASA>